2種類ある液体窒素での保存方法
液体窒素を使用した凍結保存には「気相保存」と「液相保存」があります。それぞれの違いを説明しましょう。
■気相保存とは
凍結保存するものを液体窒素に直接漬けず、液体窒素が発生させる冷気によって冷やす方法です。保存温度は-185℃~-190℃程度になります。
■液相保存とは
タンク内の液体窒素の中に直接保存したいものを漬けこむ方法です。気相保存より低温な-196℃で保存することができますが、液体窒素内で細菌、かび、酵母、ウイルス、マイコプラズマなどが保存物に侵入し汚染される「コンタミネーション」のリスクがあります。